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この間「大人の科学 Vol.01 」を買った。ポンポン船の組立付録付きで \1,600- の代物。
http://kids.gakken.co.jp/kit/otona/magazine/index.html
その中に蓄音機の発明秘話マンガが載ってまして以下要約。
−−−
「蓄音機(フォノグラフ)」を発明した( 1877 )のはエジソンですが、
『用途が思い浮かばす』そのまま寝かされたそうです。その後、ベル研究所の
ベルリナーがエジソンの特許に抵触しないように改良を加え
「ろう管式蓄音機(グラフォフォン)」として 1885年に特許出願、
音声学者でもあったがベルリナーは『有名人の声を後世に残す』との用途を考案。
それに対抗してエジソンも「エジソン・フォノグラフ社(翌年改名して
「スピーキング・フォノグラフ」になる)」を設立し、自らの蓄音機を
「スペクタクル」と命名し録音機能用途から『優秀な秘書』との売り文句。
負けじとベルも「アメリカン・グラフォフォン社」を作り対抗、競争は激化。
組織的抗争に巻き込まれたベルリナーはベル研を辞め、独自の蓄音機の開発に乗り出す。
エジソンの特許に抵触するのを防ぐ為に、エジソンの縦振動型蓄音機に対抗して
フランスのレオン・スコットが 1857年に発明した「フォノトグラフ」をヒントに
横振動型蓄音機の開発に着手。 1887年試行錯誤の末、今までの円筒形から
円盤形にメディアを変更し再生専用のベルリナー型蓄音機を「グラモフォン」として発売。
それを見てエジソンが「録音も出来ない蓄音機など役立たずだ」と称したが、
機能を簡素化した為、安価で壊れにくく耐久性の増した再生専用蓄音機と
円盤形メディアはレコードとして大量生産出来て、庶民にも手軽に音楽が
楽しめる代物として普及しましたとさ。おしまい。
−−−
いやー、発明する才能と実用化する才能とは別物だかになー。
「用途が思い浮かばず」ってのがなんともはや。「必要は発明の母」じゃなかったと(笑)。また、30年前の発明をヒントにして横振動型→円盤形に、ってのも興味深いですね。どの技術が、いつ、どこで、何の役に立つかなんて、誰にもわからないのだな…これは面白い。色々考えさせてくれるエピソードですな。
エジソンは、「エジソン効果」っていう今日の半導体技術の基礎みたいな
現象も発見してるが、これも「用途が思い浮かばず」お蔵入り。
逆に、必要に迫られて作った物で、ろくでもないのものも少なく無い。
若かりし頃、電信技士してたエジソン。列車の安全を知らせる定期連絡として
2時間置きにモールス信号で短点を6こ打つだけの仕事を、楽しようと発明。
結果、あわや列車の正面衝突事故になりかけ、過失を問われ捕まる前に隣の州に逃亡。
発明王として名声を得たエジソン。電気の交流送電と直流送電で、覇権争い。
直流信者だったエジソンは交流陣営の、社会的な失墜を狙い、「交流は危険」を
アピールする為に「電気椅子」を発明する。効果絶大でした。
富も権力も名声も得た晩年のエジソン。亡くなった母と話がしたくて、
霊界交信機の発明に着手。当然完成はせず。
面白い。おもろい人やな>エジソン
彼一人をネタにしてプロジェクトXみたいなドラマを作ったら、
いくらでも話が作れそうな感じですな。
ていうかどっか外国で作ってそうな気もするけど。
>エジソン効果
むむ。そんなものがあったとは…早速検索…
http://sano.s20.xrea.com/history_of_pre-intel01.htm
うおーホントだ。なるほどここから始まってるのだな…
オイラ達の使ってるこの機械達も、ある種エジソンの発明から
連綿として続いてきたが故に存在していると…なんだか感慨深いなぁ。
しかし霊界交信機ってどんな機械なんだ(笑)
漫画やアニメの設定とかで使えそうなネタですな。
(いや、既にどっかで使ってそうな感じも…あまりに美味し過ぎるし。)
どんな仕組み・原理を考えてたんだろう。気になる。
実は人工無能っぽい感じの装置だったりしたら、
逆に感心してしまいそうだけど…
>霊界交信機
子供の頃に読んだ偉人伝によると、ある種の電波を受信する
ラジオ的なものだったようだ。
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