mieki256's diary - Web Board

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Subject: Re: 先見の迷惑
Date: 2003/06/09 01:40
From: がんした

この間「大人の科学 Vol.01 」を買った。ポンポン船の組立付録付きで \1,600- の代物。
http://kids.gakken.co.jp/kit/otona/magazine/index.html

その中に蓄音機の発明秘話マンガが載ってまして以下要約。
−−−
「蓄音機(フォノグラフ)」を発明した( 1877 )のはエジソンですが、
『用途が思い浮かばす』そのまま寝かされたそうです。その後、ベル研究所の
ベルリナーがエジソンの特許に抵触しないように改良を加え
「ろう管式蓄音機(グラフォフォン)」として 1885年に特許出願、
音声学者でもあったがベルリナーは『有名人の声を後世に残す』との用途を考案。

それに対抗してエジソンも「エジソン・フォノグラフ社(翌年改名して
「スピーキング・フォノグラフ」になる)」を設立し、自らの蓄音機を
「スペクタクル」と命名し録音機能用途から『優秀な秘書』との売り文句。
負けじとベルも「アメリカン・グラフォフォン社」を作り対抗、競争は激化。

組織的抗争に巻き込まれたベルリナーはベル研を辞め、独自の蓄音機の開発に乗り出す。
エジソンの特許に抵触するのを防ぐ為に、エジソンの縦振動型蓄音機に対抗して
フランスのレオン・スコットが 1857年に発明した「フォノトグラフ」をヒントに
横振動型蓄音機の開発に着手。 1887年試行錯誤の末、今までの円筒形から
円盤形にメディアを変更し再生専用のベルリナー型蓄音機を「グラモフォン」として発売。

それを見てエジソンが「録音も出来ない蓄音機など役立たずだ」と称したが、
機能を簡素化した為、安価で壊れにくく耐久性の増した再生専用蓄音機と
円盤形メディアはレコードとして大量生産出来て、庶民にも手軽に音楽が
楽しめる代物として普及しましたとさ。おしまい。
−−−

いやー、発明する才能と実用化する才能とは別物だかになー。


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