「どーも!尽でーす!ただいま氷室先生の誕生日記念写真撮影の現場に来ておりま〜す!……って葉月、何ふてくされてんだよ?見に来てくれた女の子たちに失礼だろー」 「……なんかあいつ、楽しそうに笑ってる……(ムスッ)」 「そりゃ仕方ないだろ?今日の主役は葉月じゃなくて、氷室先生なんだから。そんなにイヤなら、ねえちゃん止めれば良かったじゃないか。……あ、さては押し切られたな〜???」 「……………………先生に恩返ししたいから、とか言われた」 「安心しろって。オレがこっそりバッグに仕掛けておいた盗聴器によると、こないだ葉月が来た時に二人でバカ受けしてたコントの話題で盛り上がってるだけだから!」 「……ああ、あの番組か。そう……か(ちょっとホッ)」 「そうそう!(……ホントはその後の、ネボケた葉月が喉にモチ詰まらせたのを、オレとねえちゃんが蔭で大爆笑してた話してるんだけどな〜。ま、アレも一応コントみたいなもんだろ)」 |