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プログラマーって、ほぼ完全に人工の環境下に置かれている職業だから、
その環境を変えるのも人ということで、
みんな自分の都合のいいように環境を変えようとするんだよね、
と思ってしまいます。
そういう世界である以上、
プログラマーというものは人為的に翻弄され続けるのかなぁ、
と思ったりします。
私が就職活動をしていた頃はバブルがパッツンパッツンでしたが
「SEがこれから300万人不足するぞー」という狼少年の声があり、
入社式をする頃にはバブル崩壊。
それから数年後には
「SE大量余剰時代」なんて呼ばれ、
2000年問題が近づくと「COBOL技術者がたりない」なんていわれたものの
終わってしまえば華麗にスルー。
舌の根も乾かないうちに「Java技術者が足りなくなる」なんていわれたものの
翌年には「ソフトウェア産業はアウトソーシング」なんていわれ結局減収。
その間にも「これからはC#」だの「PHPがブームです」だの「.netだよ」だの
とにもかくにもデファクトスタンダードを握りたい輩が
ころころと環境を変えようとする姿を見てると、
これじゃついていけなくなるなぁ、と思ったりしています。
学生の頃はソフト屋になりたかったものの就職して配属されたらハード屋に。
それでも実感としては
「作る側じゃいつまでたってもおいしい思いは出来ない」
こんな感じでしたね。
ハードの世界もパソコンやデジタル機器は
「部品さえそろえば誰でも出来る」
という状態。
これも「デジタル」という人工の環境下で成り立つ世界だからこそ
誰でも出来ちゃう世界なんだと思っています。
事実、ハードの世界でもアナログ設計者は減っていますし、
アナログ設計そのものを出来る設計者が減っています。
アナログの世界は自然現象そのものを生かすので、
デジタルのように
「ノイズなし」「過渡現象なし」「0か1かはっきり」とは行かない分、
職人芸やら伝統やら経験の積み重ねが生きてくる世界だったりします。
これは逃げることも隠れることも出来ませんし、
自然現象なので誰の手によっても変えることは出来ません。
その分変化の度合いが小さくて、
人間の成長速度から極端にかけ離れることなく学んでいけるんじゃないかと思います。
究極の自然現象に近い職業は「農林水産業」だと思いますけどね。
人の手なんか入る余地ほとんどなし。
限りなく自然任せ、神任せ。
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