理恵/九天国史(2002.11.26UP)
水彩紙レビューの為の習作。絵手紙用の葉書紙シリーズから、画仙紙を使ってみました。
水墨画用の紙なので、これで水彩塗ってる人はいないと思うけど、一つの例として。
とにかく水が滲みます。望んだ所だけに水を置く、なんて不可能。ガンガン広がる。
絵具だと、顔料系は置いたら最後、もう修正不可。まず広がりません。絵具を乗せる場所を予め決めておかないと、泣きをみる事に。
右部分はベースがインク(染料)。思いっきり色が分離した。塗った後に水を乗せると、顔料系とは違って水と一緒に広がります。
染料も顔料も、非常に癖のある乗り方をいたします。
紙面が大層弱いので、塗り重ねていると繊維がはげてしまう、恐るべき紙。
今回などは、紙の縁の方から、表面の紙が捲れ上がって来ました(ーー;)
とにかく扱い辛過ぎな紙ですが、↑の髪の部分のような塗り方になるので、味は出せるかも。
ちなみに、この紙使う人に注意。ペン入れの際は、コピックマルチライナー等のミリペンを使いましょう。
付けペンだと、ペンに付けたインクが一気に滲みます(T_T)
キャラの名前は『りけい』とお読み下さい。タイトル通り、『十二国記』読んだ後に思いついた話のブツです。
まずイラスト以外で形になる事はありえないけどね。
使用した紙:画仙紙(両面賽目・葉書サイズ)
使用画材:水性マーカー・透明水彩・Photoshop5.0J