北海道

2400km 旅日記

函館、恵山、大沼、ニセコ、積丹、美瑛、富良野、日高の周遊


2003年7月8日、福島の自宅を出発、 国道4号線をとおり青函連絡船で北海道に渡ってから、7月16日午後帰宅するまでの行程を写真を交えながらまとめて見ました。なお、このページの写真はすべてデジタルカメラ(canonA40)で撮影されています。写真集のページは一眼レフで撮影してありますので、同じポイントで同じような写真があると思いますのでご了承ください。

函館、恵山岬、立待岬

2003/7/8 朝8時12分、我が家を出発、国道4号線を北に進路をとる。目指すは北海道。7月8日の目標は盛岡の北、西根温泉ゲンデルランド。予算を考えて、入館料710円、仮宿泊700円の温泉施設。
雨の国道4号線、安達町のローソンでトイレ休憩。4号線沿いは福島県では安達町に道の駅はあるが上り線のため誠に不便。ぜひ下り線にも欲しいのだが。
二番目のトイレ休憩は宮城県船岡町のDIY店にて、何も買わずに出てくるのは一寸気が引けるが仕方ないところ。
名取市の「会津っぽ」で葱味噌ラーメンで昼食、体調のせいかやけに塩っ辛い。これが原因かどうか不明だがあとでえらい目にあう。
(写真は青函連絡船)
7/8続き
国道4号線の三本木町の道の駅で休憩。
同じく石鳥谷町の道の駅で休憩、なかなか立派な休憩施設だ。最近は東北の国道沿いにも結構道の駅が出来ており、安心して
休憩が出来るようになった。
4号線を走っていると追い越し禁止のところで制限速度を大幅に下回ってゆっくり走っている車があり、先を急ぐ身には大変迷惑この上ない。勿論田んぼや畑の間を走る道でもだ。
午後6時過ぎ目的のゲンデルランド(国道280号線)に到着。
指定の着衣に着替え、フロ、食事を摂る。このあと仮眠室へ。ところがおなかの調子が悪く、この後何回もトイレに駆け込んだのには参った。
(写真は函館山のもの、2日目もこのとおりの悪天候)
7/9 おなかの具合は治ったが眠れない。予定を変更して車を進めることにした。夜中の1時20分、ゲンデルランドを後にして国道4号線を目指す。岩手町で4号線に入り、石神の丘美術館の手前の道の駅へ、この後、青森に向かう。
3時過ぎだろうか、十和田バイパスの終わるところで青森と書いたダンボールを持った青年に出会う。車を止めヒッチハイクの青年を乗せる。聞けば脱サラして楽器を持って音楽活動をしているという。(名前は佐藤崇憲君、青森の人知っているかな)
浅虫温泉道の駅に着く、まだ6時のため温泉は駄目、温泉利用は7時からとのこと。5階の眺望の良いところだそうだ。入ってみたかったなあ。ここで佐藤青年は下車。
(写真は水無海浜温泉の露天風呂、工事中、7月下旬より利用出来る。)
浅虫の道の駅からトンネルを二つ過ぎたところに安い食堂があるという佐藤君の言葉どおり、ラーメン250円の食堂があった。
ラーメンは懲りたので朝定食を貰う、500円なり。
その後、フェリー乗り場に向かう。
9時10分発の予定だったが、その前の7時半発に乗れるという。
早速乗船券を買って乗る。乗客は小学生の修学旅行と熟年の団体旅行が多い様子。
3時間10分の後函館に、眠たいはずなのにあまり眠れない。
さて、函館の狙いはただ一つ、函館山からの夜景撮影だ。
ところがなんと函館山は雲に覆われている。なんということか。
(2番目の写真を見てください。)
(写真は水無海浜温泉の遠景、後ろの岬は切り立った崖である。)
函館山は雲に覆われている。夕方になれば多少はよくなるかな。それでは時間もあることだし、椴法華村(トドホッケ)の水無海浜温泉に行くことにする。

途中、昼食用にセブンイレブンで弁当におにぎりを買う。

水無海浜温泉は渚の温泉露天風呂で、満潮時は温泉が水没するため入れないとのことだが、時間もあるし確認もしないでカーナビの指示に従い、道道41号線経由で現地に行く。やっと着いたと思ったらなんと工事中、入れるようになるのは7月下旬とのこと。がっくり!!。椴法華村の産業課に電話して置けばよかったと後悔するも後の祭り。

此処でメゲテはいられない。恵山岬公園に下りて写真撮影。岩場にかもめがいる。曇り空だが岩には砕け散る波がある。
かもめが飛び交い、岩に打ち寄せる波は被写体としても悪くない。やまうどかな。白い花がきれいだ。
恵山岬公園を後に今度は国道278号線を函館に向かう。
湯の川温泉のところでガソリンを入れる。リッター102円とのこと。後でわかったことだが、国道5号線沿いでは90円台だった。
函館山はまだ雲の中、仕方がないので諦めて立待岬に向かう。住宅街を抜け、墓地を抜けるとそこは立待岬だった。
墓地の中には石川啄木一家の墓もあったがこれを見ずに行く。
風が強くしかも寒い。此処でジャンパーを持っていったので着込む。
(左の写真は立待岬右の上部は函館山)
左の写真も立待岬
波は比較的に穏やかだ。
立待岬からの帰り道、一方通行で函館山の山腹を巻いて函館八幡宮の前に出る。
この途中の木々の間からのぞいた函館市内。

この後函館市内をとおり、大沼公園を目指す。
函館市内で、讃岐うどんで夕食。まさか此処まで来て讃岐うどんでもないだろうが消化の良いものとなるとこうなるのだ。此処でおにぎりを調達。

函館から七飯までは函館新道。高速道路仕様だが暫定開通のため無料だ。非常に快適である。

大沼公園

7/9午後6時くらい大沼公園に着く。こちらの駒ケ岳も上のほうは雲の中、とりあえず車を止めての寝場所探しだ。線路に近くレストランのあるところがとりあえず候補にする。しかし、ここでよいものかどうか、トイレはあるが夜中は大丈夫だろうか?
(後でわかったことだが9時過ぎは使えなかった。)
小沼の方へも行ったが、雨模様の天気でなんとなく陰気なので、やめて湖畔道路を一周する。キャンプ場に何台か車が有ったが、景色が悪い。
更に車を進めると道路から木道が湖畔まで伸びているところがあった。ここは割りと綺麗で景色も良かったがトイレなどなかったので、デジカメに収めて離れる。
木道の先の湖畔から駒ケ岳を望む。夕方でしかも雨なので
駒ケ岳は見えない。
結局一周したが良いところなく、最初のレストランのそばに車を止め、ここで初めての車中泊を試みる。
なかなか眠れなかったがそのうち眠ってしまった。
朝4時ころ目が覚めると今日も天気は悪くやっと左の写真程度の状態。これでは朝日の出も無理だ。
仕方ないので散策路をカメラを持って少しだけ歩いてみる。
見える山は吉野山辺りか?
散策の途中で雨が降り出してきたので、あわてて車に戻る。
向かいは駒ヶ岳、昨日のおにぎりを食べ、お湯を沸かして、インスタント味噌汁とお茶を作る。7/10私の誕生日にしてはわびしいなあ。


この天候では大沼は諦めてニセコに行こうと大沼を後にする。
これは小沼の島、大沼を後に小沼の北側を国道5号線を目指す。途中木の葉の間から島が見えたのでパチリ。大沼小沼ともハスと睡蓮は沢山有る。きっと咲いているところは綺麗だろうな。


国道に出てから倶知安に向かう。途中道の駅に寄ったが、早かったこともありまだ閉店中。倶知安に近づくにしたがい海側の風と雨が強くなり視界は利かなくなってきた。

ニセコ周辺

7/10
倶知安を通過したあとニセコに行く前に黒松内町の北限のブナ林を見に、道道9号線にはいる。ぶなセンターによって確認すると、なんと30分も歩かないと現地に着かないとのこと。
よい天気なら考えないでもないが、この大雨ではと断念する。ぶなセンターの開館にはまだ時間が有り、ここの見学もあきらめて出発、途中道路沿いに白樺林(だけかんばかな)が目に付いた。下刈りをしたばかりなので一寸雰囲気はないがとりあえずパチリ。
ナビをニセコ駅にセットすると蘭越町昆布から国道を離れ、ニセコ駅北側のルートを指示するのでこれに従い進む。途中ジャガイモ畑の花に目を奪われたのでパチリ。白と薄紫の2種類の花が咲いていた。

ニセコ駅(左の写真)に到着、10時50分位。早速駅前にある綺羅乃湯に入る。まだ新しい建物でいろいろな温泉があり、露天風呂もあった。休憩室には地元のお年寄りがグループで休憩を取っていた。
12時になったので食堂でざるそばを戴く。500円だが量も多く味も悪くない。
綺羅乃湯で安い宿泊施設を聞くといこいの村を教えてくれたが8000円位するのでとりあえず5号線と道道66号線の角にある道の駅に行く。
この角にある道の駅の一角にビュープラザがあり、此処を訪ねると宿泊施設の斡旋もしてくれるというので、写真の娘さんに、安いところを紹介してくれるよう依頼し、相談に乗ってもらう。

その結果一番近いコンフォート・イン・ニセコというペンションを紹介してもらう。羊蹄山(ニセコ富士)が真後ろに見え、素晴らしいところだという。料金はツインの部屋で当日ということで朝食つき3500円と願ったりかなったりの料金だ。
宿も決まったし、これで今夜はゆっくりと休めそうだ。
続いて細川たかしのふるさと、真狩村に行く。先ず行ったのは沸き水の里。羊蹄山の地面にしみこんだ雨水が浄化され此処で地上に姿を現すところだ。
白い花は多分わさびだろう。
個人の農場のようであるが、蛇口が何箇所も設けてあり、美味しい水を汲んでゆける。
沸き水の里の隣に位置する羊蹄山自然公園。ここが羊蹄山への登山口となるところだ。あいにくの雨で山は見えない。
自然公園への道路わき。車の窓を開けて一枚。雨はなかなかやまない。一寸早いがチェックインだけでも済ませておくことに。
さて、此処が宿泊先のコンフォート・イン・ニセコだ。原っぱの中にあるといえばそれだけだが。
後には羊蹄山がくっきりとと言いたい所だが今回は駄目、翌朝も駄目でした。

オーナーも奥さんもとても親切な人で、もし、もう一度訪れる機会があったら是非利用したいところだ。

コンフォート・イン・ニセコのホームページは
http://www4.ocn.ne.jp/~comfort/
(NISEKO expressのアドレスはconfortとなっているがこれは間違いです。)
でも、周りのジャガイモ畑は丁度今、花盛りで最高。勿論窓からの眺めも同じである。
山が見えるとよかったなー。
さて、奥さんからニセコ写真の有名な二本の木のありかを教わる。さっそく、現地に行く、道道から砂利道に入ると一寸見には何の変哲もない、そう、見過ごしてしまいそうな二本の木があった。これがその木だった。これも後に羊蹄山がなかったらなんともない木なのだ。畑の中なので近くまでよらないで此処から写してみる。今は小豆の畑となっていた。
二本の木の一寸手前、道道を左に折れて右側に自然学舎、ミルク工房がある。ここに、東山の花畑も隣接してあり、目下キカラシが満開だった。他にも色々の花が咲いていた。

これはミルク工房からの写真。
同じ敷地内にフォトミュージアム自然学舎はある。航空写真家の清水武男さんの航空写真は写真を志すものにとってはなかなか魅力的である。とにかく圧倒されること請け合いだ。
入場は無料だった。
さて、時間があったのでニセコ周辺をもう少し散歩、といっても雨の中で、小降りになったのを幸いに写真散歩。

これはニセコ大橋、黄色に塗られた橋はなかなか面白いが天気がいまいちでねー。
橋の上からニセコ駅付近を望む。

この後、橋を渡って行く。橋の南側の町並みは統一された感じのデザインで一寸異国情緒を感じさせた。
7/10の夕食はセブンイレブンのうなぎ弁当、ペンションのレンジで暖めて食べる。なかなか味はいい。


写真は、コンフォートイン・ニセコの朝食、このほかお好みによりオレンジジュースもある。

なお、このペンションはB&B方式で夕食は出ない。
B&B方式=ベッド&ブレックファースト方式