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■ Vine Linux 2.0 インストールの顛末 ■


2000/06/04作成


Vine Linux 2.0をインストールした際の顛末です (´ー`)
ちなみに、Windows98 と Vine Linux 1.1 をデュアルブートしてるマシンにインストールしています。




● ファイルの入手


まず、Vine Linux のオフィシャルページで、ftpすべきファイルを確認。
isoファイル(500MB)を入手すれば、インストール用のCDを、CD-Rに焼くことで作成できます。
Vine LinuxのMLログを見ていたら、どうもftpインストールでは色々と不具合が出る事が多いらしく。
そのへんを考えると、CD-Rに焼いてインストールか、もしくは技術評論社から出ている製品版を購入するのが良いのでしょうね。

ちなみに、ExPing(Winアプリ)という、GUIで複数のサイトにping,tracerouteを打てるツールを使用して一番速度が出そうなftpミラーサイトを調べ、FlashGet(Winアプリ)という、巨大なファイルをいくつかに分割してDLしてくれるツールを使って、テレホタイムを利用してDLしました。
…3〜4日かかりました。
(>o<)ヒィ




● インストールCDの作成


DL後、早速、CDに焼こうとしたのですが。
手持ちのWinCDR4.0(Winアプリ)で、isoファイルを元にして焼くやり方が、まずわからなかったり。トホホ

ネットで調べたところ、トラックイメージうんぬんで焼くといいらしく。
WinCDR画面の、下に並んでるアイコンの中で、カセットテープみたいなアイコンを選択。
デフォルトでは、ファイル選択の拡張子が「*.img」ですが、「*.*」に変更。そのまま .isoファイルを選択すればOK。
名前付けの設定として、Joliet、フォルダ階層15で焼いてみました。
ちなみにフォルダ階層は、「高度な設定」を選べば設定するタブが増えるので、そこで設定。
でも、この設定、反映されるのだろうか。よくわかりません。

まあ、それでも一応は焼けた模様。




● 今までの環境をバックアップ


今まで、Vine Linux 1.1 を利用していましたから、1.1→2.0のアップグレードインストールを行っても良かったのですが。
しかし何だか不安なので、今回は最初からインストールし直す事に。

インストールし直すため、今まで利用していた領域内のファイルが全て消去されてしまいます。
そのため、作業を始める前に、今まで使用していた、1.1の環境のバックアップを取ります。
/etc と /home の内容を、tarで固めて、Windowsの領域にコピー。
(WindowsのVFAT領域は、/mnt/win98 にマウント済みです。)
  tar cvf etcbkup.tar /etc
  tar cvf homebkup.tar /home
  cp *.tar /mnt/win98
みたいな。

私の環境では、 /home は、別のパーティションを切って割り当ててあるので、実はフォーマットさえしなければそのまま使えるかも、なのですが。
タコユーザの私としては、なんだか心配なので全部フォーマットし直す事にしてしまいました。




● ブートディスク作成


本来、CD-ROMからブートできるマシンであれば、ブートディスクを作成せず、いきなりCD-ROMから立ち上げてインストール作業が可能だそうです。
しかし、試してみたところ、私のサブマシンでは、CD-ROMからの起動は無理でした。
一応、M/BのBIOS設定には、CD-ROMから起動が出来るような設定があるんですが…
残念。

そういうわけで、ブートディスクを作成せねば、です。
これは、Win(DOS)上からでも、Linux上からでも、作成可能。
焼いたCDの /docs の中に、インストール作業についてのドキュメントがあるので、それを参考にしつつ作業。
今回は、Linux上から作成してみました。
何の問題も無く、作成完了。




● インストール作業開始


さて。
ブートディスクから起動し、インストール作業開始。

画面を見てビックリ。
2.0から、X-Windowを利用してインストール作業が可能になりましたので、それを選択して作業を始めたのですが。
非常に見栄えがイイ。
ノリは完全に、Windowsのインストール作業と同じ。
しかも横には絶えず、細かいヘルプが出てる。いたれりつくせり。
これでインストールできなきゃヤバイよ、ってぐらい簡単。
凄いぜ。凄すぎるぜ。そんなに凄いのか、ってぐらいgood! <意味不明
とにかくビックリ。

ちなみに、パッケージの種類はカスタムを選択。
それ以外では、前から入っていたWindows領域等もバッサリ消去されるかも、とMLで目にしました。ホントかどうかは謎です。




● 確認できたトラブル


そんな感じで、つつがなくインストール作業終了。
こんなに簡単でいいのか? ヽ(´▽`)/ワーイ

早速、rootでlogin。
む。
やっぱりちと問題が。

インストール時に指定したキーボード設定が有効になってない模様。英語キーボードになってる。

konと打って、コンソールで日本語表示可能に。
setupと打ち、設定ツールを起動。
キーボードをjp106に再設定。

それと、lilo(WinとLinuxのどちらを起動するかを選択するためのプログラム?)の設定も変。
デフォルトでLinuxが立ちあがるようになってたり。
インストール時に、Winが起動するように指定してたはずなんだけど。

linuxconfと打って設定ツールを起動。
liloに関する設定を変更。
アレ?
設定を反映させようとすると、「xxxファイルの日付が未来になってる」と文句を言ってくる。何が起きてるんだ?
でも、liloの設定ファイルである、/etc/lilo.confをviで覗いたら、変更は反映されてる模様。
liloと打ち込むことで、/etc/lilo.confの内容を、実際のliloの領域に反映。

で、再起動。

PCが立ちあがると、
  LILO:
と、何のOSを起動するか、入力要求があるのですが。
ここでしばらくほっといたら、デフォルトのWinが起動。
良かった良かった。

これでインストールは終わり〜 (´ー`)



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