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■ MZ-700 S-BASIC demo 紹介 ■
2003/07/09 作成
MZ700WINを動かせたので、せっかくだからキャプチャしてみました。とにかく、懐かしかったですわ…。エミュ開発者の方に、ただただ感謝であります。
S-BASIC起動画面。目に優しい(と思われていた)青地に白の文字が心憎い。
OPENING demo
OPENNING demo のスタート画面。上からロゴ、下からマシンが、スクロールして登場。
ポケモンショック! いきなりの挨拶だ! (実際には8色x2回で色が変わる。)カラーパレットはなかったので、全画面分のカラーVRAMを書換えてると思われる。BASICの速度では高速な書換は無理。マシン語でサブルーチンを書いてるのだろう。
左右へとスクロールして消えていくロゴとマシン。BASICの速度ではvsyncを見るのは無理だろうし、仮想画面を持つだけの容量も無かったかもしれない。必然的に、チラツキ・描画過程を漢らしく正々堂々と見せつけることになる。
MZと言えばこの船。
嗚呼、アスタリスクの星空の海を、キャラグラの船が行く…。オール(?)の動きに注目。これほど動かせるだけのキャラクタ種類が存在してた。1ドット単位でズレた縦線のキャラクタ x 8個…どうも力を入れる場所を間違えてる気がするが、キャラクタ種類は前々機種から引き継いだもの。MZ-700自身に非は無い(?)。
グラフィック機能が存在しないのに、LINEとPAINTで塗っているかのように、わざわざキャラクタでLINE描画の過程を再現。…そこまでするか!
当時のPCはほとんどが8色表示。この手のデモにカラーバーはつきもの。そもそもCRTも、アナログRGBじゃなくてデジタルRGBだった。RGBの取り得る幅が、0v、または+5vの、0,1しか無かった記憶が…。
ポケモンショック! 再び! 情け容赦ない攻撃です。もっとも、当時は光過敏性てんかんについては全く知られてなかった。そもそもピカチュウ居なかったし<そういう問題だろうか。
8色しか出ないのに、市松模様を利用して多色表示できるかのように見せつける。…お前はどこまで人を騙せば気が済むんだ!
当時はBASIC言語の速度=マシンの速度として評価されてた記憶が。それにしてもS-BASICってこんなに遅かっただろうか。もしかすると、このシーンの描画の遅さは演出だったのか?
カラーVRAMを書き換えてトンネル効果もどき。人に厳しいポケモンショック仕様が、このシーンの為の伏線だったとは、お釈迦様でも気付くまい。
MUSIC demo
MUSIC demoの画面。たった1音しか出ないサウンド機能を武器にして、クラシック曲演奏への過酷な挑戦が始まる…無茶だ!
コレ(MP3,1.25MByte)が奏でられた音楽…
「カッコウ!」「カッコウ!」メロディに合わせてキャラグラアニメが大活躍だが…AsciiArtが著しい進化を遂げた事を思い知らされる瞬間。「カッコウ!」「カッコウ!」…君は…鳥…なのか?
…さんざんヒドイことを書いたような気もしますが、このマシンがあったおかげで、自分はプログラミングの楽しさを知る事が出来たわけで。ありがとう、MZ-700。懐かしき友よ…。
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