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■ VineLinux 備忘録 ■



2003/08/27(水)--- postfix / qpopper


postfix 設定:

postfix の設定ファイルは /etc/postfix/main.cf 。

postconf -n

で、デフォルトから変更されてる設定値が表示される。

postconf

とすれば、全設定値が表示される。

以下が、自分がデフォルトから変更した(あるいはVine2.6r1インストール時から既に変更されていた)設定値。

#> postconf -n
alias_database = hash:/etc/aliases
alias_maps = hash:/etc/aliases
allow_percent_hack = yes
command_directory = /usr/sbin
config_directory = /etc/postfix
daemon_directory = /usr/lib/postfix
debug_peer_level = 2
default_destination_concurrency_limit = 10
default_privs = nobody
inet_interfaces = all
local_destination_concurrency_limit = 2
mail_owner = postfix
mail_spool_directory = /var/spool/mail
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain $mydomain
mydomain = blawat2015.no-ip.com
myhostname = blawat2015.no-ip.com
mynetworks = 192.168.1.0/24, 127.0.0.0/8
mynetworks_style = host
myorigin = blawat2015.no-ip.com
queue_directory = /var/spool/postfix
relay_domains = $mydestination
smtpd_banner = $myhostname ESMTP $mail_name ($mail_version)
swap_bangpath = yes
smtpd_recipient_restrictions = regexp:/etc/postfix/recipient_checks.reg, permit_mynetworks, check_relay_domains

smtpd_recipient_restrictions 設定値は check_relay_domains まで一行なので注意。
また、regexp:〜 は、不正中継チェックを全て通すための指定。
/etc/postfix/recipient_checks.reg というファイルを作って、

/[@!%].*[@!%]/ 550 Please use user@domain address forms only.

という内容を書いておく。

この場合、mynetworks で、LAN内とlocalhostのみ中継ができるように指定してる(らしい)。

Vine 2.6r1 の場合、/etc/aliases は /etc/postfix/aliases にシンボリックリンクが設定されてる。
/etc/aliases の最後のほうに、

root : myuserhoge
webmaster : myuserhoge
info : myuserhoge

と書いておけば、rootその他宛てのメールが myuserhoge(自分)のアカウントに届くようになる。


設定が終わったら、

/etc/rc.d/init.d/postfix reload

もしくは、

/etc/rc.d/init.d/postfix restart

として設定を反映させる。

自分の場合、サービスを停止してたので、setup でサービスを有効にした。



qpopper 設定:

/etc/inetd.conf に、

pop-3 stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.qpopper

と記述。

/etc/hosts.allow に、

in.qpopper: ALL

と記述。これで外部からのメールを受け取れるようになる(らしい)。



その他設定しておくべき事:

ルータ設定。port 25/110 をサーバに向けて開いておく。

DDNSのMX設定をしておく。
自分の場合、no-ip.com を使っているので、Mail Option の MX Record を設定。





確認:

spamの踏み台として使われないように、不正中継がされてないかどうか確認する。
有限会社長崎ネットワークサービス第三者中継の調査
Abuse.netMail relay testing
エラーが出たからといって必ずしも問題が有るわけでもなく、
エラーが出ないからといって必ずしも問題が無いわけでもないらしい<よくわかってない。
Vineのデフォルト設定では必ず Abuse.net のテストでエラーが出るが、
Vineのコミュニティは、spamの踏み台として使えない設定にはなってるので問題無いと主張してる。
自分は regexp等指定してエラーが出ないようにした。


メールを送って確認してみる。
mail hoge と打てば、
Subject入力→本文入力(本文入力終了は .[Enter])→Cc入力で、
メールをアカウント hoge に送れる。
hoge でログインして mail と打てば、hoge 宛てのメールが閲覧できる。

mailで使えるコマンド。
h           一覧表示
[Enter]     次メッセージを読む
-           前メッセージを読む
d           メッセージ削除
s filename  ファイル保存
w filename  ファイル保存(ヘッダ除外)
q           終了 
読み終わったメールは ~/mbox に保管されてる(らしい)。(参考ページ:Linux Mail



参考ページへのリンク:

Postfix のぺーじ
Anti Spam on Postfix
メールサーバを動かしたい〜Postfix編〜
Eメールの不正中継がされていないかチェックしたい
POPサーバでメールソフトから受信〜qpopperインストール〜
Postfixの設定
/ Vine2.5 + So-net ADSLでのサーバ構築メモ
自分のメールサーバーは大丈夫?
Q. relay-test.mail-abuse.org のテストで問題があるといわれてしまいます。
リナ、自宅のネットワーク環境を整える 〜Postfixをテストする 〜

2003/01/14(火)--- Vine Linux HDDからのインストール

Vine Linux でHDDからインストールする場合は、
CD-Rに焼く際などに用いるisoファイルを、
ext2のパーティションにコピーしておいてソレを指定する。

…Win機のDVD-ROMドライブをLinux機から利用できるよう共有設定して
Vineフォルダの中身、*.rpmなんかをLinux機のHDDにコピーして、
とかやってたらハマった…

検索かけてもCD-ROMからのインストール例ばっかで参考になんねえし。
Win機で中身を見るとリンクとか全部消えちまうし。
そもそもCDイメージ1つ置いとけばいいなんて、
インストールマニュアルのどこを探しても書いて無かったぞ。
横着しないでそのくらい書いといて欲しい。

2003/01/11(土)--- smbclient / smbmount

LinuxからWindowsの共有資源にアクセスする。
sambaがインストールされているなら、

smbclient //WinMachineName/ShareName

でアクセス可能。
パスワードを聞いてくるので、Windows上で共有設定した際のパスワードを入力。
? を入力すれば使用できるコマンドが出てくる。ftpライクな操作が可能。
一つ二つのファイルのやり取りならこちらのほうが良さそう。
tarを使えば大量のファイルも比較的簡単にやり取りできるらしい。
が、現時点の自分には今一つtarの使い方がわからず。


共有資源をマウントしたいなら、

smbmount //WinMchineName/ShareName /MountDir -o username=UserName,password=PassWord

でマウント可能。後はcpでもmvでも使えばよい。

マウント解除は、

umount //WinMachineName/ShareName

2002/05/06(月)--- httpd.conf(1) / xntpd

パスワード認証(BASIC認証)させる為の、httpd.conf設定。

.htaccess(アクセス制御ファイル)の上書きを許可するように設定。

<Directory "/home/*/public_html/">
    AllowOverride AuthConfig Limit
</Directory>

.htaccessで設定できる事項を、より多くしたいなら、

<Directory "/home/*/public_html/">
    AllowOverride All
</Directory>




時間を正しく設定する。
→ 外部のNTPサーバを利用して、PCの時間を補正・修正する。

手動で合わせるなら、

ntpdate -b NTPサーバ名

で、時間を合わせた後、

clock -w

で、CMOSクロックに書きこむ。

ntpデーモンを使うなら、まず、/etc/xntpd.conf を修正。

server NTPサーバ1 ← NTPサーバ指定
server NTPサーバ2
driftfile /etc/ntp/drift ← ? 必要らしい
logfile /var/log/xntpd.log ← ログファイル指定
#multicastclient ← コメントアウトで、LAN内の他のPCのNTPサーバにもしてみる。

ファイル作成。touchを利用。

touch /etc/ntp/drift
touch /var/log/xntpd.log


NTPデーモン起動。

/etc/rc.d/init.d/xntpd start


ある程度時間が経過したら、同期が取れてるかどうか確認。

ntpq -p

「*」がNTPサーバ名の前についてたら、同期が取れてる。

同期が取れる事が確認できたら、システムサービスに登録。
setup か chkconfig xntpd on を入力。

2002/05/04(土)--- webalizer

アクセスログ解析ツール webalizer について。

内容:
各種ログを、視覚的に分類表示してくれる。
htmlの形式で結果ページを作成するので、ブラウザ等で閲覧可能。

インストール:
VinePlusから、rpm入手。

rpm -ivh 〜.rpm


設定:
/etc/webalizer.conf を修正。

実行:

webalizer <ログファイル>


結果閲覧:
http://server-name/webalizer/ にアクセス。

2002/03/23(土)--- HDD増設 / modules設定 / バックアップ

HDD増設:

1. シングルユーザモードで起動

LILO boot: linux single

  or

LILO boot: linux 1


2. パーティションを設定
/dev/hdc はそれぞれの環境によって変更。(/dev/hd[a-d] , /dev/sd[a-z])

# fdisk /dev/hdc

ここで、HDDを読めないと言われたら、ハードの接続状態に問題あり。

3. フォーマット

mke2fs -c /dev/hdc1

  -c ... 不良ブロック検索

4. マウント

# mkdir /mnt/newhome
# mount -t ext2 /dev/hdc1 /mnt/newhome


5. コピー
ex.) /homeをコピーしてみる

# cd /home
# tar cvf - . | tar xvf - -C /mnt/newhome

  or

# cp -av /home /mnt/newhome


6. コピー元消去
もちろん、正しくコピーされたかどうかを確認してから。
HDD容量に余裕があるなら、一時的に残しておいたほうがいいかも。

# rm -rf /home


7. 自動マウント設定
/etc/fstab に、下のように追加。

/dev/hdc1       /home   ext2    defaults        1 2




modules設定:

/etc/conf/modules
/etc/isapnp.conf

を設定。
不必要なところに、#を入れてコメント化。
/etc/isapnp.conf は、isapnpツールを使って作ってもいい。

pnpdump --config > /etc/isapnp.conf

とか。
中を見て、コメントを外すとか。
以前のisapnp.conf も残しといたほうがいいかも。



ファイルバックアップ:

バックアップ:

# tar cpvf /tmp/backup.tar /home/hogehoge

  or

# tar cpvzf /tmp/backup.tar.gz /home/hogehoge


リストア:

# cd /
# tar xpvf /tmp/backup.tar

  or

# tar xpvzf /tmp/backup.tar.gz


tar のオプション:
c : 圧縮
x : 解凍
t : 実行時にファイル名を表示
v : 詳しい情報を表示
f : ファイルに出力
z : gzip圧縮を併用する
p : パーミッションも記録

2002/02/15(金)--- 操作覚書 / 自動Update / Indexes表示 / kernel panic

ftpサーバ再起動/etc/rc.d/init.d/proftpd restart
httpサーバ再起動/etc/rc.d/init.d/httpd restart
httpサーバ設定変更/etc/httpd/conf/httpd.conf の内容を変更。
httpd.conf文法チェック/usr/sbin/httpd -t
HDD使用量表示df -h
-h は、K,M,G表示。
プロセス表示ps auxgw
特定のプロセス表示ps auxgw | grep httpd
ユーザのログイン記録表示last -20
-20 は表示行数。
システム再起動reboot
or
shutdown -r now
シャットダウンshutdown -h now
ランレベル変更/sbin/telinit 1
シングルユーザなら 1 に。通常は 3 で動いてる。
メモリ表示free
システム情報表示procinfo -a
dmesg
/proc を見るとか。
シェル画面クリアCtrl+L
負荷調査uptime
kernel バージョン確認uname -a
環境変数表示printenv
or
export



aptを利用して自動アップデート:

apt-get update
apt-get dist-upgrade




httpd.conf設定:
・Indexes表示で、長いファイル名も全て表示させるように指定。

IndexOptions FancyIndexing
IndexOptions +NameWidth=*

を追加。



カーネルパニック時の自動再起動を設定:

# echo 5 > /proc/sys/kernel/panic

この場合、5秒後に再起動。

再起動するたび初期化されるので、OS起動時のオプションで指定しておいてもいい。
/etc/lilo.conf に、

  append = "panic=10"

とか。


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