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■ 政治・時事ネタ (page3) ■



2003/03/20(木) : 開戦

開戦してしまった。長引かなけりゃいいけど。

てっきりAM10:00ピッタリに宣戦布告演説が流れるかと思っていたが、ミサイル攻撃が先だったので意外。

高千穂先生が「反戦デモするならアメリカ大使館じゃなくてイラク大使館の前でやれば」と言っててなるほどと。フセインさえ失脚すれば最も早期に最も確実に戦争は終わる。さすが先生。賢い。

「聖戦」と言ってる戦いに限って「聖戦」ではない、の法則。

生きる為に強気なコメントを繰り返すバグダッド市民が哀れ。弱気なコメントをした事がバレたら射殺かガスか牢獄入り。あるいは北朝鮮の子供達のように洗脳されたか。そういえばコメントしてる市民は世代の幅や性別に偏りがあるような。気のせいだろうか。もしくは米好みの映像しかマスコミには渡されないか。都合の悪い映像を流せば軍に同行できなくなるし情報も入って来ないから米の要請を聞くしか手は無いだろうし。ともあれ、市民のコメントは本心を語ってないと見るがどうだろう。甘いかな。

一般市民が犠牲になったと言ってるけど、実はフセインの親衛隊が市民を銃で撃ち怪我させて演技を強要してたら凄い。男性はいかにもなコメントをしてるけど、女性や子供はコメントしないのは、カメラの外で向けられている銃口、あるいは自分を撃った軍人達の姿に怯えてしまい、恐怖のあまり演技が出来ないからなのだ、とか。

自分はフセインも金正日も同じに見えてるので、どれが演技・演出なのか、つい妄想してしまう。

2003/03/19(水) : マスコミ報道

「戦争嫌い」の感情的意見ばかり映すマスコミ報道にうんざりだけど、太平洋戦争中にそんな報道しようものなら特高にしょっぴかれて大変だったろうし、イラクや北朝鮮で反体制的意見を述べれば、マスタードガス吸わされたり、麻袋に詰められて何をされるかわからないわけで。身勝手で身の無い報道を繰り返せるのは、日本が自由で平和な証拠なのだろう。戦争とタマちゃんと松井が同列で報道されてるぐらいがちょうどいいのかもしれない。

イラクや北朝鮮の上空からエロエロな写真をばら撒いたらプロパガンダにならないだろうか。イラク兵士が「デ・カルチャー!」「プロトカルチャー!」って。無理か。あるいは相手の戦意喪失を促す化学兵器を作れないものか。HAPPY気分になり過ぎちゃって戦闘が嫌になるガスとか、性別問わず誰にでも一目ボレしちゃって戦闘どころじゃなくなるガスとか。ふざけるなと思うかもしれないが、皮膚が焼け爛れたり手足が吹き飛ぶよりマシでは。失う人命を極力少なくできるのであれば、どんなにくだらなくて馬鹿げた兵器でもいいから存在してほしいと思ったりもする。

2003/03/18(火) : アメリカvsイラク

アメリカがイラクに最後通告。ブッシュは戦争という手段が最もコスト安で短期間で確実に目的を果たせる手段であると計算したのだろう。たしかに他の手段に比べれば短期間で済むかもしれない。だが、人命が失われる。「人命=高コスト」と考えるアメリカ人の大半が戦争を支持しているのもおかしな気がするが、支持するだけの勝算があるのだろうか。あるいは9・11で眼が曇ったか。

フセインはやはり最後通告を拒否してきた。ヒトラーと同じ。独裁者は大抵そうだ。命を落とすその時まで権力の座にしがみつく。国民全員を巻き込んで国に多大な損害を与える「ひきこもり」に付き合わされるイラク国民に同情する。

考えてみると意外と日本は特殊なのかもしれない。明治維新の折、無血開城により江戸を戦火に巻き込まなかった徳川慶喜しかり、本人はまだ命を失っていないのにアメリカに降伏した昭和天皇しかり。前後で致命的判断ミスをしてはいるが、彼等はある瞬間、たしかに王たるものの思考をしていた可能性がある。民を統べる者は何を優先して考えるべきか。それを知らない者が独裁者と呼ばれる。

戦争はたしかに嫌だが、かといってイラクの実状を放置しておくわけにもいかない。戦争がダメだと言うなら、戦争以外にイラクを改善できる方法を提示しなければならない。「戦争嫌い」の感情論だけを声高に叫び、しかし戦争以外の改善策を何ら提示しないなら、「イラクを放置しよう」=「フセインを放置しよう」と呼びかけてことになる。つまり、「イラクの人々がどれだけ犠牲になろうが自分達の知った事じゃない」「彼等を人柱にしてでも俺達は平和を楽しもうぜ」…そう表明しているも同じだろう。

既にフセインはクルド人相手に化学兵器を用いている。空気に含まれたそれら兵器は、関係の無い女性や子供達の全身の皮膚を焼き、内臓をも焼いた。「戦争嫌い」を主張する人々はそれら事実を知っていてもなおフセインを放置すべきと言うのだろうか。「イラクの罪のない子供達の命が」などと一見美しい言葉を吐くが、その罪のない子供達の命を既に奪い、これからも奪い続ける可能性の高いフセインを放置しようとは、随分と矛盾した話ではないか。本心から「子供達の命」を救いたいと願っているなら、何かしら対策を打たなければならないのはたしかだろう。放置などできないはずではないか。「戦争嫌い」などと呑気で非現実な感情論を口にできる状況ではない。

(とは言ってもクルド人虐殺については諸説あり。少なくとも「そんな嘘話信じやがって」と言えるぐらいに知識を持ってる人ならば、反戦を訴えるにしてもそれなりにビジョンを持ち理論武装して訴えてるはずなので何の問題も無いしむしろどんどん反戦を訴えてほしいぐらい。しかしただ単に「嫌戦」だけで反戦を訴えてる人々は、下手すると「罪のない子供達の命」を奪う側に利用されかねない可能性について自覚すべきだ。北朝鮮の首領様と同様、フセインもまた人々を騙す事にかけては一流。ふと気づいたら、サリンをばら撒いたオウムの麻原みたいな奴をかばってた、ではあまりに愚かしいではないか。)

しかし、自分も、この時期に戦争を選択することには反対だ。査察を続ける事で、完全な状況改善は無理だとしても、ある程度の状況改善が得られたはず。そうなれば仮に最後は戦争になったとしても、今より短期間で終結し損害もより少なくて済むだろう。戦争に突入する前にまだやるべき事があったはず。ブッシュは「人命」というコストについて、もっと真剣に、慎重に考えるべきではなかったか。

などと平和ボケしたひきこもりアニヲタが吠えたところで現実は何一つ変わらないわけで。更に日本という国も、具体的な軍事力・各種支援を提供するわけでもなく、国連内でも所詮は蚊帳の外。となれば、せめて早期に戦争が終結する事を祈るだけであります。


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