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■ アニメ・漫画ネタ2 ■


2003/02/27(木)--- 555のレーザーポインタ発射

555。石田監督担当話の戦闘シーンにおいてようやくソーセージCMよりカッコイイ555の映像を拝めた。これぞモンタージュ技法の活用。カメラ位置の工夫やカメラ移動の活用によるダイナミックなレイアウト。そしてなにより、ライダーキックにおけるレーザーポインタ発射時カット前の細かい工夫に感心。

555の戦闘方向やキックを打つ方向は「右→左」を基本としているが、レーザーポインタ発射時カットのみ、装置が右足についている関係上、向きが「左→右」と突然反転してしまう。田崎・長石監督担当の555においては無頓着に件のカットを挿入していたが故に状況説明としては観客を混乱させかねない致命的ミスを犯していたが、今回は発射時カット直前に空中で回転する555のカットを極めて短く、「正面」x2→「左→右」x2と挿入することでカットの繋がりの不自然さを解消。(発射カット直後、「右→左」「正面」「右→左」と向きが戻るが、それらカットにおいては、表示時間が比較的長い、構図が判り易い等、観客が状況を認識し易い性質のカットなので問題は無い。) 監督自身が戦闘シーンの演出までしているのかどうかは知らないが、とにかく今回の一連のシーンを作った方の手腕は見事。感服。

もっともそういった工夫に気づいたのは、以前の話数においてミスを犯していたから。田崎監督担当の第2話において最初からこの繋がりを見せられていたらそういう問題が内在していることにも気づかなかったはず。そしておそらく気づかずに眺めてしまっている様々な工夫が既に存在しているであろうことを想像するとそれら映像制作に携わる人々に対し尊敬の念を抱かずにはいられない。

とか書いたけど龍騎のように後から事実を思い知らされて悲しくなる可能性もあるのであらかじめ自分の中に予防線を引いておく。アレは工夫ではなくて偶然かもしれない。

2003/02/19(水)--- SEEDが1stを名乗れないのは何故

SEED。「今の子供達に1stを見せる」という企画意図は有りだと思うし「旧来のファンがそっぽを向けば商業的に成功」という予感は自分も感じるけど、「鉄腕アトム」に対する「ジェッターマルス」的立ち位置がどうも。サリー、アッコ、鉄人等リメイクされたアニメ作品は既に数多くある。であれば1stもリメイクされていい。正々堂々「機動戦士ガンダム」を名乗ってもよかったのではないかと自分は思う。商業的デメリットがあるなら話は別だが、むしろ今以上に話題になり、より多くの利も期待できたはず。
それとも今後のシリーズ展開を考慮すると1stと同名タイトルを名乗らせるわけにはいかない上の事情があるのか。現時点で名乗るだけのメリットが無いと、名乗らせるだけの力量を持っていないと、SEEDスタッフは上から判断されたということか。失礼な話だ。負けるなSEEDスタッフ。
などと勝手に事実とは異なるであろう見方をしてどこかズレたところでスタッフの方々を応援しています。

創作に携わる全ての方々に対して、せめて苦労した分は結果が報われることをいつも願っている。故にSEEDも成功してほしいと願う。苦労して作ってるはずだもの。今のところかなり売れているようなので、その点に関しては一視聴者としても嬉しい限り。

ところでクラッシュギアNitroは何が起きているのか。心配。あのOP映像を見てると、そろそろアニメ業界もエロゲムービー作ってる人達に仕事を発注すべき時期が来たのかも、と。素材と音源渡せば映像が出てくるし、本編スタッフの労力も使わずに済むし。

(2002/02/21 追記) 1stと同名タイトルを云々の意見は訂正。考え直した。同名タイトルを名乗るのはおかしい。例えば「魔法使いサリーZ」は存在していない。ガンダムシリーズのような展開をしているアニメ作品は他に無い。であれば「サリー」等と同列で捉えるのは不適切。ガンダムSEEDというタイトルで問題は無い。しかしGやWやXとは企画意図からして大きく異なる気もするので、もう少し扱いに差別化が欲しい感も。

2003/02/15(土)--- ヒゲハロ

SEED。ヒゲ付きハロに命令すると、ハロの大群が周囲から消える描写が。これは、∀信者・富野信者は自分達の目の届かないところで勝手に騒いでてくれウザイんだよ、というスタッフからのメッセージだろうか。しかし∀信者はガンダムらしさ云々に対し、むしろ大らかなところがあるから、作品の転がし方次第で熱烈なファン・応援者になってくれる可能性が非常に高い層だと思うのだが。どこかもったいない気もする。もっともあれだけ周りで騒いだら、たとえそれが好意によるものだとしてもたしかにうっとおしい。

2003/01/07(火)--- みんなのうた

みんなのうたで思い出すのは南家こうじ氏のアニメ。文房具用品で背景を制作したアニメが記憶に残ってる。(NHK教育の別の番組だったかもしれない。)

子供向け教育番組に対するNHKの姿勢として、音源はCD等で販売するが、映像の存在は比較的軽視されてるように感じる。DVDを販売する等、もっと積極的に商品展開してもいいのではないか。それとも…所詮アニメーターはTV局から認められていない存在か。クリエイターとしては底辺の扱い、無視されて当然の存在なのか。
そもそも音楽に携わる人間とそれ以外の人間の扱いに世間ではどうも差が有るように思う。例えばゲームのスタッフロールなどを見ていると、ゲームそのものを制作した人間より、音源を提供した会社の人間のほうがたくさん名前が並んでいたり。それら扱いの違いは音楽に携わる者が自らの努力で勝ち取ってきたものかもしれないし、制作システムが異なる故に仕方ない現象であろうかと思ったりもするけど。しかしどこかで煮え切らない感がある。もっとも、冷遇されていると感じるのであれば、同様に感じた者同士で集まり、周囲に訴え、自らの行動でより良い待遇を掴み取っていくしか手はないのだけど。


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