iZYINS.exe 1.00 コマンドラインオプション

コマンドラインオプションについて

Usage:
    iZYINS.exe INPUT.png
    iZYINS.exe INPUT.png OUTPUT.png
    iZYINS.exe INPUT.png OUTPUT.png -P16 -D4
    iZYINS.exe INPUT.png OUTPUT.png -P16 -D4 -FdefPalette.png
    

以下に各オプションの詳細を記載します。

オプション 説明 省略時 サンプル
第1引数
  • 変換元ファイルパスを指定します。
  • 絶対パスを使ってください。
  • 変換元はWindows Bitmap・JPEG・PNG・GIF・TIFFに対応しています。
  • JPEG・PNG・GIF・TIFFの場合は、それぞれ適切な拡張子を持ったファイルにしてください。
プログラムを終了します。 "d:\src\source.png"
第2引数専用(省略可)
  • 変換先ファイルパスを指定します。
  • 絶対パスを使用してください。
  • Windows Bitmap・PNG・GIF・TIFFに対応していますが、PNG・GIF・TIFFで書き出したい場合には、拡張子を.png .gif .tif .tiffのいずれかにしてください。大文字でも構いません。
入力元ファイルと同じフォルダで現在存在しない名前を作ります。 "d:\dest\new.png"
以下第2引数以降専用
-P 減色の結果生成されるパレットの色数を指定します。
2〜256の間で指定して下さい。
範囲外の数字は無視します。
-P256と入力するのと同等 -P4
-D ディザモードを指定します。
  • 0 : なし
  • 1 : gPeanos
  • 2 : 誤差拡散
  • 3 : 平均誤差
  • 4 : アニメ
これ以外の数字は無視します。
-D2と入力するのと同等 -D3
-L ディザの強さを指定します。0〜10の間で指定して下さい。大きいほど強くなります。範囲外の数字は無視します。 -L8と入力するのと同等 -L10
-Y Yellow-Blueの色空間の広さを指定します。0〜20の間で指定して下さい。大きいほど空間をのばします。範囲外の数字は無視します。 -Y10と入力するのと同等 -Y4
-C Cyan-Redの色空間の広さを指定します。0〜20の間で指定して下さい。大きいほど空間をのばします。範囲外の数字は無視します。 -C10と入力するのと同等 -C17
-G Green-Magentaの色空間の広さを指定します。0〜20の間で指定して下さい。大きいほど空間をのばします。範囲外の数字は無視します。 -G10と入力するのと同等 -G5
-O 出力精度(表示環境差吸収度)を指定します。xPadieにおける出力精度指定と同等です。
  • 0:Web
  • 1:332(xPadieでは非表示)
  • 2:333(xPadieでは非表示)
  • 3:444
  • 4:555
  • 5:565
  • 6:666
  • 7:777
  • 8:888
これ以外の数値は無視されます。
Padieのドキュメントによると、「Web用途等ハイカラー環境を含める場合は「555」に設定してください。」とのことです。この設定は、ここでは-O4に相当します。
-O8と入力するのと同等 -O3
-I 入力精度を指定します。
  • 5:5ビット
  • 6:6ビット
  • 7:7ビット
  • 8:8ビット
-I8以外を選択する必要は無いようです。範囲外の数値は無視されます。
-I8と入力するのと同等 -I8
-A パレットに透過色用の一色を用意するか設定します。
  • 0 : 用意しない
  • 1 : 透過色を元画像の左上ピクセルの色とする。
  • 2 : 同左下
  • 3 : 同右上
  • 4 : 同右下
範囲外の数字は無視されます。
-A0と入力した場合と同等です。 -A0
-R -Fで指定したファイルパスに既にファイルが存在する場合、上書きを許可するか指定します。
  • 0:上書きをせず終了
  • 1:上書き許可
それ以外の数値は無視されます。
-R0と同等です。 -R0
-B 出力フォーマットを選択します。
  • 0:Windows BMP
  • 1:PNG(最高圧縮設定)
  • 2:GIF
その他の数値は無視されます。
-B1と入力する場合と同等です。 -B1
-H -Hの直後にパレットカラービットマップファイルの絶対パスを置くと、そのパレットカラービットマップファイルのパレットカラーを読み込み、減色後の画像のパレットにそのパレットを追加します。
ファイルの絶対パスに半角スペースが入る場合は、オプションを二重引用符で括ってください。
(-Hオプション無し) "-HD:\a b\c.bmp"
-F -Fの直後にパレットカラービットマップファイルの絶対パスを置くと、そのパレットカラービットマップファイルのパレットカラーを読み込み、減色後の画像のパレットをそれと全く同じにします。
この場合、上記の各種オプションで無効になるものがあります。
ファイルの絶対パスに半角スペースが入る場合は、オプションを二重引用符で括ってください。
(-Fオプション無し) "-FD:\a b\c.bmp"
-Q -Q1が指定されたときのみ、このプログラムのコピーライトについての表示がされるオプションですが、現在未実装です。
このオプションは第2引数以降専用です。
第1引数は、ダミーでもいいので、画像ファイルを指定しないといけません。
-Q0 -Q1
-T -T1が指定されたときのみ、出力ファイルと同じフォルダにiZYINS.logという名前で、処理時間を記録したログファイルが出力されるようになります。 -T0 -T1

コマンドサンプル

出来るだけ少ないオプションで、減色を実行しようとした場合は、以下のようにプロンプトを打ちます。
iZYINS.exe "C:\program files\sample.bmp" この場合、以下のコマンドラインと同じ意味になります。
iZYINS.exe "C:\program files\sample.bmp" -P256 -D2 -L8 -Y10 -C10 -G10 -O8 -I8 -A0 -R0 -B0