かくも幸いなる日々 |
普通に声をかければいい。 そうだよ、声をかければいいんだよ。 (しっ、深呼吸深呼吸っ!) 教室の後ろで、一人大きく息を吸って、吐いて。 ふうう〜って吐き終わったところで、ぐって、おなかに力を入れる。 目指すは、後ろから二番目の、窓際の席! 「………っ!」 葉月くん、って呼ぼうとして、声が喉で止まる。 それから何とか声をだそうとうんうん頑張ってみても、喉のところで空気の形した声が固まったみたいに、 そこから先に出てこない。 (どっ、どうしてっ?) プチパニックになって、ばたばた焦る。 足だって、あと数歩で目的地なのに、べったり教室の床に貼り付いて動かない。 ぐぬぬぬぬ、と力を入れてみたってダメ。 深呼吸しなおして、声を出そうとしても、ダメ。 そのまましばらくうんしょうんしょと頑張って。 目の前ですやすや机につっぷして寝てるまるっこい頭、ちょっとだけ恨めしく思いながら、 わたしは諦めた。 さっきまで動かなかった足は一体?っていう位、軽々と方向転換をして。 がっくり下がった肩、しょんぼり俯いた視線。 とぼとぼと、自分の席へと撤退することになった。 ++++++ 「Comment(何ですって)?」 廊下で仁王立ちになった瑞希さんが、元々大きな目をもっとまん丸にして いきなりおフランスな言葉を口走る。 勿論何て言ったかなんてわからない。けど、その表情から呆れてるのは目に見えて わかったから、なんとなく身を縮めてしまう。 「真中さん、ミズキの聞き間違いかしら。ミズキにはアナタが葉月くんを嫌っていると 聞こえたのだけれど」 「きっ!嫌ってない嫌ってない!!そうじゃなくて、その……っ」 瑞希さんの飛躍した解釈を大慌てで訂正して、でも「じゃあ何よぉ」って視線には 適切な答えが見つからず、すっかり困ってもじもじしてしまう。 「そうじゃなくて……な、まえが…」 「名前?ケイでしょ?ハヅキ ケイ。お馬鹿さんね、知らないの?」 「だからそうじゃなくて〜〜っ」 「んもうっ!ミズキまだるっこしいのは嫌いなのっ!ミズキは人気者なんだから忙しいのよ? 真中さんだからこうやってお付き合いしてあげてるんだから、早くしてちょうだいっ」 ほっぺたをちょっとだけ赤くして、そう憤慨する。ごめんね?って謝ったら、「別にいいけど」って つん、と顎を空に向ける。 それでわたしは、ゆっくりと一つづつ話を始める。 突然、葉月くんが「違うヒト」に見えたこと。 でも嫌いとか、怖いとかじゃなくて、むしろ逆ってこと。 笑ってくれると嬉しいのに、何故か話しかけられなくなっちゃったってこと、とか。 「でね、一生懸命話しかけようとするんだけど、名前が呼べないの」 言いながら、さっきのことを思い出して、眉毛がへにょ、ってなる。 あと数歩で、手を伸ばせば届くのに。伸ばせない手。進まない足。 呼びかければ振り向いてくれるかもなのに、音にならない声。 なんだか悲しくなりながら、それだけをやっとの思いで瑞希さんに告げた。 「……j’hallucine(信じられない)。お馬鹿さんだって思ってたけど、 ここまでお馬鹿さんだとは思わなかったわ」 あんまりな言葉が聞こえて、一瞬悲しい気持ちもどこかへ吹っ飛び瑞希さんの顔を見返す。 ひどいよ、って言い返そうとして、でも瑞希さんの顔が本当にびっくり、って顔だったから、 わたし本当に馬鹿なのかなって思っちゃったりして。一瞬黙る。 瑞希さんは手の甲で肩にかかった髪を後ろに跳ね除け、何かを吹っ切るように、き、と眼差しを 新たにしてわたしを見た。 「み、瑞希さん?」 「葉月くんの、名前が呼べないですって?」 「う、うん」 「それは、どうして?」 「わっ、わかんないっ!でもでも昨日までは呼べたんだよ!?今日いきなりダメになったの!」 「だからそれはどうしてってミズキは聞いてるの」 「だーめだって、このコてんで鈍いんだから」 不意にわたしと瑞希さんの会話に割って入った聞きなれた声に、二人して振り返る。 そこには予想通りなっちんが、学食の横の自動販売機で売ってるパックのジュースを 片手に持って立っていた。 「なっちん!」 「藤井さん!」 「お嬢、無理だってば。謎かけしたってわかってないんだから答えようがないっつーの」 お嬢って呼ぶのやめてちょうだい!って瑞希さんがなっちんに抗議する。 でも当のなっちんは「はいはい」って片手であしらって、ジュースをストローで一口飲んだ。 「だっからさあ、モモはアレなわけよ」 「そんなのわかってるわよ!ミズキを馬鹿にしないで! 問題は真中さんがそれをわかってないってことでしょう?だからお馬鹿さんって言ったの」 「ノンノン、違う違う、モモはわかってないんじゃなくて、隠してるつもりなの」 どきんっ! あ、やばい顔に出ちゃったかもとか思った時には遅かった。 なっちんの不敵な笑みと、瑞希さんの怒ったような顔が、交互に迫ってくる。思わずずりずりと後退し、 やがてぺたりと冷たい壁の感触が背中にあたった。 「……真中さん?」 「は、はいっ?」 「どういうことかしら」 「ど、どういうことって、な、なにが?」 「モモ。無駄だよ無駄。顔出てるってばさ」 なっちんの声に思わずぺたぺたと両手で頬を触る。その瞬間、瑞希さんの怒りが舞い降りた。 「j’hallucine!ミズキがこんなにも心配してるのに隠し事ですって!? 大体隠し事っていうのは、隠しきれるヒトがするものなのよ、本当にアナタってヒトはどこまでお馬鹿なの!?」 「……お嬢お嬢、アンタもあんまり言えた義理じゃないから」 「Tais-toi(黙って)!ミズキは真中さんとお話をしているの、アナタは黙っていてちょうだい!」 いまの、うちに……。 そろりと抜け出す。なっちんも瑞希さんも、一旦ムキになったら周りが見えなくなる。 それを知ってるわたしはこそりこそりとちょっとづつ二人から離れ、ある一定の距離が出来た段階で 猛烈なダッシュをかけた。 「あーーーーーっ!モモが逃げたっ!」 「もう!アナタのせいですからね!!」 背中の遠くで二人の声が聞こえる。ごめんねごめんね二人とも。 だけど二人に掴まったら間違いなくつるし上げられることを本能で察したわたしは、 心の中で謝りつつも絶対に足を止める気はなかった。 (一人でも負けるのに……二人相手は無理だよーーーっ) ああでも明日が怖い。 でもでも明日のことよりまず今が大事。逃げるべし逃げるべし。 そう心の中で呟きながら曲がり角を曲がった瞬間。 「「…………っ!!!」」 -------------------------どすんっ 出会い頭に思い切り人とぶつかる。その勢いを表すように頭の中、ぐらんぐらん言ってる。 身体の上に誰かの感触。お、おもっ、重いしっ!! 「い……たあああ…」 ぎゅう、と瞑った目を開けると、一番に目に飛び込んできたのは見慣れた色の髪。わたしは、教室から 差し込む光が、その色をさらに薄くするのが大好きで。 すっかり廊下にべたりとなったわたしの顔の下に、頭。 腰にはしっかりとその人の腕が回されていて、多分、わたしの背中が廊下に直撃するのを防いでくれた、んだと思う。 それから、わたしのおなかあたりにその人の胸が密着してて…だから、重くて。 重く……おもっ、重くっ!? 「はっ、はははっ、はづっ、葉月くっ………!!」 「……っつ…」 胸から上の部分を起こして、すぐしたの頭を呆然と見つめる。間違えるわけない、間違えるわけが無くて、 しかもそれは今の声で決定的になった。 っていうか!!あのっ、そのっ、一応薄くても小さくても全然そうは見えなくても、ははは葉月くんそこっ、そこーーーーっ!! もそりと起き上がった葉月くんが、転んだショックから抜けきれないようなぼうっとした表情してる。 それからすぐ数センチの距離でわたしと視線があうと、一瞬で視線がしっかりする。けれどそのまま固まって、 またぱたりと元の位置に戻る。えええええっ!? 「怪我、無いみたいだな…」 ぼそぼそと身体に直接響いて届く声。くすぐったい! あの、あのね、だからね、どうしよう…動かないってことは、悪びれてないってわけで、つまりだから気付いてないってことで。 (な、泣きたいかも〜〜っ) 「モモ発見ーーー!!って……アンタたち廊下でなにやってんの?」 「な、なっち〜〜んっ」 「が、学校で一体なにやってらっしゃるの!?信じられない!!」 「ちっ、ちがっ!瑞希さん違うってばーーーー!!」 わたしを追いかけてきたらしいなっちんと瑞希さんが、廊下で倒れこんでいるわたしたちを見て絶句する。 葉月くんはそこでもそりと顔を挙げて、なんだかとても嫌そうに二人を見た。 「…つーかさ……」 「葉月くんっ!早く真中さんの上からおどきなさい!」 「……アンタ乗ってんの……モモの胸の上なんだけどさ…わざと?」 その後の葉月くんは、きっと珪くんを知っている人なら絶句したと思う。 わたしの身体の上で絶句して、がばりと顔を挙げて、なっちんの顔と、わたしの顔と、それからついさっきまで 自分のいた場所(っていうか見ないでーーーーーっ!!!!)をそれぞれ交互に見て、真っ赤になって。 「や、ちが、違う。これは、その……っ」 「そうジロジロ見るものではないでしょっ!?レディに対して失礼よ葉月くんっ!」 「あー、まあ滅多に間近で見れないからねえ」 「なっちん!!」 「ち、違っ…!」 あのっ、だから葉月くんとりあえずどいてって言うか、抱きとめてくれたのは嬉しいんだけど腕を離してっていうか、 うわ〜〜〜んっ!! じたばたと無言であっちこっちをきょろきょろし始めたわたしを、面白そうになっちんが見て、瑞希さんが呆れたような 視線を投げかける。っていうか助けてようっ!! 「あのっ、あのっ、とりあえず起きませんかっ!?」 「あはははは!すんごい面白いんだけどこのコっ!!」 「……真中さん…」 「………」 葉月くんがそこでようやくむくりと起き上がってわたしの上からどく。それから立ち上がろうとしたわたしの腕、 ぐいって掴んでひっぱりあげてくれる。それを見てまたなっちんがにやにやして、やっぱり瑞希さんが呆れて…うう〜。 「悪い」 わたしが立ち上がったのを確認してから、葉月くんがこれ以上ないって程に真っ赤な顔で謝る。 大きな手のひらで口を覆って横を向きながら……や、そんな反応されると返ってこっちも照れるっていうかっ。 「い、いえっ、その、こっこちらこそありがとうございましたっ」 「いや、俺の不注意で……その」 「あはははははは!!中学生日記みたいーーーーーっ!!」 おなかを抱えて笑い出したなっちんを、もんのすごく冷たい目で葉月くんがちらりとにらむ。 わたしはただおろおろすることしか出来なくて、2人を交互に見たり、救いを求めるように瑞希さんを見れば、 彼女は何かを考えるように形のいい顎に綺麗な細い指を置いていた。 わたしはもう居た堪れなくて居た堪れなくて、乱れたスカーフを整える。赤いスカーフ。この上に葉月くんが 乗ったんだ(ってもう!何考えてるのわたしっ!?)。 もじもじと指でスカーフの裾、いじくって。あああこの沈黙がつらいよう。 「…そんなに急いで、どこ行くんだ?」 「え?」 えーと……。 ちらりと後ろの2人に視線を送る。2人はかたやにやにや、かたや知らん振りと徹底的に見守る姿勢でいるのが ありありとわかって、内心拳を握る。 せめてここに珠ちゃんか志穂さんがいれば………かわんないか。 「えーっと、急いでたっていうか、逃げてたっていうか……」 「逃げてた?」 「あ、そのっ」 「真中さんはアナタを探してらしたのよ、葉月くん」 ぼそぼそと言い訳を考えていたわたしに浴びせられた信じられない言葉。み、瑞希さんっ!? わたしは物凄い勢いで彼女を振り返る。そして赤い金魚さながら真っ赤な顔で口をぱくぱくして、 けれど瑞希さんは涼しげなその表情を崩すことなく、ひらひらと葉月くんに見えない角度で指を動かした。 (あ、遊んでるーーーーーーーっ!) 「ミズキを馬鹿にしたバツよ?」 こそりと耳に届いた声。し、してないっ!バカになんてしてないっ!! 「俺を?」 ぎくり。 がっちりと硬直したわたしをおもしろそうになっちんが見つめる。な、なっちん、助けてよ〜〜。 半ば涙目で見つめたわたしに、同じように振られる手の平。ううう、なっちんの薄情モノーーーー!! 前方の虎、後方の狼。四面楚歌。 ああ氷室先生、こう言う時にしかこんな言葉は出てきません(そもそも先生は数学なんだけどさっ)。 緊張とはめられたという怒りでぶるぶると手が震えるのを二人しておかしそうに見てる。 そんなわたし越しに、瑞希さんが葉月くんを見る。そして綺麗に整えられた指先でわたしを指差し、 よりによってよりによって。 「彼女、新しい洋服を買ったんですってよ?でも、一緒にデートしてくださる殿方がいないんですって」 「そーそー。まったくさあ、花の女子高生がこんなんでいいんかねーって話してて。 そしたらこのコってば猛烈ダッシュでアンタを探してたってわけよ」 「はいいいいっ!?」 してないしてない!そもそも洋服なんて買ってないしそんなこと二人に言われてもいないし そうだとしても葉月くん誘うなんて出来ないしっ!!! ぶんぶんぶんぶん。エネルギー満タンの振り子状態で顔を振る。 「……否定してるけど」 「あー照れやだから、このコ」 「往生際が悪いのよね」 何で?どうして?? 怖くてもう葉月くんの顔が見られない。せ、せっかく、せっかくお友達っぽくなれてたのに、 どうしてこういういらないことばっかりするのーーーーっ!? 「んでどう?葉月。今度の週末空いてない?どーせヒマなんでしょ」 「レディの誘いを断るなんてしないわよね?」 つーかなんでそんな息ぴったりなんですか?さっきまでケンカしてたじゃない〜っ! 恨めしく見るわたしをすい、と無視して二人が「じゃあうちらは教室戻るから」って ちょっとちょっとこの状態で置いてくなーーーっ! 「あ、あのっ、は……づきくん、ごっ、ごめんねなんか」 「別に、構わない」 「え?」 「日曜…予定、ないし」 はい? 2人の後を追いかけて回れ右をしかけていたわたしにかけられた言葉。 全然、想像もしていなかった言葉で、すんごい挙動不審な人物になる。 「じゃあ、1時でいいか?」 「は?え?」 「待ち合わせ」 「あっ、待ち合わせね!うんうん、ぜぜぜ全然オッケーです!」 よくわからないままに、こくこくと頷く。なんかもうよくわかんないし、相変わらず緊張はするんだけれども ここでOKしない手は…ないよね? 「…変なヤツ」 ふ、と。 真っ赤な顔でただ首を縦に振るわたしを見て、葉月くんは笑みを零す。本当に「零れる」って表現がぴったりの 笑顔で、それでわたしは又呼吸を止められてしまったんだ。 「危ないから、もう走るなよ?氷室先生に見つかったら厄介だし」 「う、うんっ、ありがと、葉月くん」 あ、呼べた。 じゃあ、と、わたしの横を通り過ぎて歩いていく葉月くんの後姿を見送りながら、わたしは今生まれた暖かいものに ひたすら感動する。 今までと同じ、「葉月くん」って呼び方。 ただそれだけなのに、すき、って思っただけで、どうしてこんなにも暖かく響くんだろう。 少しづつ遠くなる背中を見ながら、初めて胸に湧く暖かさにどきどきする。 ずっと誘いたくて誘えなかった休日。呼びたくても呼べなくなってしまった名前。 呼べた時と、呼べなくなってから又呼べた今。同じ「葉月くん」なのに全然違う。 言霊。 ふいに、万葉集の言葉が頭に浮かんだ。 言葉には人の気持ちが宿って、それを音に乗せるといろんなところに響くんだって。 だから、人は常に想いを乗せて言葉を紡ぎなさい、そうしたら、きっとそれは届くからって。 『葉月くん』はわたしの魔法の言葉。 それを言葉にすると、あったかくなって、にやにやしちゃって、でも凄くどきどきして。 「……や、たああっ!」 小さな小さなガッツポーズ。足だって本当はばたばたしたいくらいだけど、それはさすがに我慢して、 今交わした約束に胸を躍らせる。 そしてわたしも次の授業に備えるべく、教室に戻ろうとして。 「なっ、なんっ…!」 「へっへ〜、いーい雰囲気じゃない?桃香ちゃーん」 「全く、なにが『呼べない』なのかしら。ミズキはね、お惚気を聞いてるヒマなんてないんですからねっ?」 「ちっ、ちがっ!!」 顔をあげて歩き出そうとした視線の先、廊下の影からこそりとこちらを覗く二つの影。 「やったあ、だって、かーわいいねえ」なんて…み、みみみ見てたのっ!?見てたのねっ!? ぶるぶるとするわたしを見て、二人はも一度にんまり笑ってひらりと手を振って壁の向こうに消える。 「にーがすわけないでしょーーーっ!もうっ!なっちん、ミズキさんっ!!」 駆け出したわたしの足音を聞きつけて、悲鳴を上げながら走り出す足音が聞こえる。 廊下を曲がると、ダッシュしてる二人の後姿。 ばたばたと追いかけて、追いつく。二人のセーラーの襟が翻ってほっぺたに当たるのも気にしないで、 ぎゅうって腕を回して。 「買い物、付き合ってね?」 葉月くんを誘った口実を本当にすべく、二人の耳元にそう囁いた。 Fin |
片瀬篠さんのサイト『Happy C×2』で、申告のなかった70,000ヒットキリリク権を強奪して(笑)書いて頂きました。
リクエスト内容は『主人公、恋心に気づいてから初めて王子をデートに誘うの巻』。
オプションとして『瑞希さん登場・王子棚ボタ・コメディ風味』でお願いしたのですが、もうもう!期待以上に楽しませて頂きました!!
桃香ちゃん可愛すぎ〜vv挙動不審っぷりがいちいちカワイイ!読みながらなっちん・瑞希さんと一緒にからかって遊びたくてしょうがありませんでした(^.^)。
王子の『棚ボタ』はどんなかな〜と思っていたのですが、まったくなんて羨ましい(オイ)。1年生時のまだ初々しい彼がこれまた愛しいです♪数年後にはこんなのほとんど何でもなく(というより当たり前)なるんですものねぇ〜うふふふふ。まぁそこもまた王子の魅力なのですが。
我侭なリク内容にも関わらず、こんなに楽しい作品を書いてくださった片瀬さんに感謝感激でございます♪本当にありがとうございました!