色んな水彩紙に塩を撒いてみよう


水彩技法の一つ:塩を撒く。
水彩紙の種類によって吸水の仕方や模様の出来具合が異なるので、色々な水彩紙に撒いて、個人的サンプル録を作ってみました。
例によってページが激重なので注意。
 
<使用材料>
・水彩紙いろいろ(チョイスは適当。割とユーザーが多い物を選んだつもりです)
・ターナー トランヴェール水彩絵具:ウルトラマリン
・精製食卓塩

<方法>
・ウェット・オン・ウェットで彩色した水彩紙に、濡れた状態の内に塩を振りかける。
・サンプルサイズは彩色時は6×6cmで統一。PC上での切抜きは72dpi・160px四方で。
 (※)判り易いようにPC上で少しコントラスト上げてます。
 

以下サンプル。


<おまけ事項>
塩撒き加工済みの水彩紙の保存についての留意点が判明しなかったので、2006年6月上旬〜8月中旬の間、ビニール袋に入れる/入れないで、数種類の紙について比較対照実験をしてみました。
サンプル画像は載せてませんが、1回の梅雨を経た程度では保存状態は大して変わりなかったです。ビニールに入れてた方がやや湿気っぽかったくらいでしょうか。
年単位になると判りませんが、必要以上に神経質にならなくても大丈夫かも?>保存。
これについては情報随時お待ちしてます(ぺこり)。

<結果・私感など>
なかなかバラエティ豊かな作例が出来たと思います。ウォーターフォードがナチュラルとホワイトでこれだけ差があるのもちょっと驚き。そら描き味も全然違うはずだわな…。
ビバルデみたいにほとんど変化が無い紙も有りましたが、これはもしかしてパステルメイン用の紙の特徴でしょうかね。ソフトウーブもなんかちまっちょいし(何語)。
オールドマスターはおまけ事項の比較実験の際には塩の粒がかなりハッキリ残ってたりもしましたが、多分水分量の違いによるものかと。今回のサンプル作成はかなり水ビシャビシャの状態で振りかけましたので、水分量や乾燥具合はやはり影響がかなり大きいようです。
その他、その辺のホームセンターで売ってた画用紙なんかも試しましたが、これはTMKポスターと大差無かったので省きました。
個人的にはウォーターフォードとワットマンが気に入ってます。
問題は調節が非常に難しそうな事ですな、この技法(汗)。


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