消えたPurple Madderを探せ!


正確には『消えたパープルマダーの代替色を探せ!』です。
W&N水彩絵具のこの色が非常にお気に入りだったんですが、気が付いたらいつの間にか廃番になってまして。_| ̄|○
その後ある画材屋に残ってた固形ハーフパンを見つけて購入するも、含有成分が何気に違ってたという哀しさ(しかも長いこと気が付かなかった)。
つかW&N推奨の代用色も全然違う色だったりする訳で、否応無しに代替色探しに奔走する羽目になりました。。
で、このまま終わるのも哀しいので、今現在の代替色探しの結果を色見本作成ついでにメモっておこうと思います。
(注:このページの情報は2007年以前の物です。それ以降は使用した色が廃番の可能性もあるので要注意))
 
<使用材料>
・水彩絵具:W&Nのパープルマダーと他社のそれっぽい色あれこれ
・紙:ラヴィ・テクニック←地色の白さが極端でないので。
  (※)スキャニング等の諸条件により、色の再現性は高くありません。あくまでも比較用見本です。
 

・見本画像
 ちと見難いですが、縦長方向にご覧下さい。
統合してから横でもOKだったと気付いた間抜けさ…。
 W&Nパープルマダー(PB23)・シュミンケ・マイメリは固形ハーフパン、他はチューブ型です。

Purple Madderとその類似色


<結果・私感など>
PR171が本当にこの渋過ぎず鮮やか過ぎずな絶妙な色気を支えてたんだなーと、作業中再確認。
つか明らかにペリレーンバイオレット違うから!!代用できないから!!(;´д⊂)
PB23のも全然鮮やかさが違いますね。別物。薄めれば多少近いかもですが、なんか青味が足りません。まあこれは廃番だからどうでも良いっちゃ良いんですが。比較対照の一つとして入れてみただけで。
しかし……ううむ、これを見ると、どうやらレンブラントのパーマネントマダーレーキパープルと、ホルベインのパーマネントマゼンダ辺りが比較的近い色と言って良いのでしょうか。シュミンケ・マイメリはちとマゼンダが強いような。これも薄めれば近くなるかな?
ただホルベインの2色はその……大分古くから手元にあって変質してたりそもそも含有成分が変わってたりするかも知れないので(汗)、実際に色を作るとしたらレンブラント:パーマネントマダーレーキパープルにほんのり青味か何か混ぜるのがいいのかも。
あ、ちなみに上に入ってないクサカベ水彩絵具ですが、近いかな〜?と思って購入したルビーレッドに関しては全然違う色だったので除外しました。

と、まあこんな結果になってます。
他に「いや俺はこの色が近いと思う!」「この紙だったらこの色が一番近いぜ!」といったご意見ありましたら、どうぞ一言お寄せ下さい。
あと上3段の絵具はなかなかイイお値段してやがります。買う時は懐と相談の上どうぞ。
W&Nの滑らかさをも求めると、どうしても良質の絵具になってしまう→高くつくのが難点ですねぇ。


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