6/7の日記
朝の3時過ぎに目を覚ます。一度12時過ぎに目を覚ましたのだが時間が早いのでもう一度と思い目をつぶったのだが、
どうも久しぶりの車での宿泊は最近やっていないので熟睡できない。
寝袋にもぐっているだけという感じだ。周りを見回すと車の数が増えている。
天気は、星はと思い窓を開けて空を見るが確認できない。昨日からのもやがあるのだろうか。
峠の朝 | ||
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3時半近くになると人の数も増えてきた。ボチボチ起き出して三脚の置いてあるところに行く。私の三脚の隣にも新しく何人かがセットしていた。 その後、観光バスやらで到着した沢山のカメラマンがこのポイントの近くに陣を構え始まる。 そのうち、上のほうでカメラを構えている人から、後から来た人が前の段にセットしたということで頭が入るからどいてくれと怒鳴る声も聞こえる。 いやはや、私のように前夜から準備しているものは良いが場所取りも大変なようだ。やはりマナーを守ればこんなことにはならないのだが。 |
ポイントからの撮影1 | 2、ここには大勢のカメラマン | |
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日の出の時刻になってももやは取れない。雲海も望み薄だろうということでここでの撮影は断念する。くだんの人たちも今日はだめだとの声あり。 そこでいつもの場所に、昨日夕食をとったところへ移動する。ここからはもっと条件が悪い。そのせいかほかには一人もいないのだ。そこで少しずつ場所を変えて撮影。 |
鍋立山の上り口付近 | もやのため写欲沸かず | |
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ここでは、リバーサルは封印だ。数枚で終わりにして峠を後にすることにする。本当は待っていれば日が高くなったとき斜光線の美しいところも撮れるとは思うのだが。今回は諦めよう。 |
ニシキウツギが美しい。 |
峠を後に昨日行った室野の棚田へ、昨日のところに行くと早くも農家のおかあさんが、ナス苗をうえていた。
ずいぶん早いですねと声をかけるとおたくも早いねと言われる。棚田の写真を撮りに来た旨告げると、ここも結構カメラマンが来るよといわれた。
ここではデジカメ撮影は昨日やったので特に撮影せずリバーサルを1.2枚撮って美人林に向かう。
松之山地区に入り美人林に近づくと女性が一人棚田方向に向かってカメラを構えていた。
最近は女性のカメラマン、ウーマンかな、増えてきたなあと思う。後にこの方とは美人林で遭遇することになる。
名古屋ナンバーの車で一人旅のようだ。
美人林 | ||
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美人林に着く、まだくるまも数台だけ。ひっそりとして小鳥の声だけが良く聞こえる。雪も消え、新緑がまぶしい。 |
敷き詰められた枯葉 | 木も草も新緑 | |
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朝の光がわずかに木々の間から漏れ、のんびりした時間が流れる。 時折何かの音のような鳥の声が聞こえる。たぶんヤマガラだろうか? 先ほどのカメラウーマンも現れ、真剣に新緑を写している。 |
淡い朝の光 | 光が当たらない森 | |
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おはようとだけ声をかけ、思い思いの写真を撮る。 徐々にカメラマンの数も増えてきたので撮影も難しくなってきた。そろそろここを離れることにする。 |
小鳥の声に耳を洗われる | 樹間の木漏れ日 |
さて、ここ新潟でもう一日すごしても良いのだが、せっかくここまで足を伸ばしたのだから何処か別のところにも行ってみようか。
と考えたとき、田島師匠の行ったカヤノ平まで行ってみようかということになった。
カヤノ平へは長野県の栄村から奥志賀公園栄線と言うのがあるのだがここの開通が6/9からと言うことで、
今回はわずかに間に合わないため、木島平村から清水平林道を上る道しかない。
この道はカーブの連続でしかも結構長いのだ。しかし途中にはいろいろの樹林があり、新緑を見るのには最高だ。
カヤノ平 | ||
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カヤノ平には牧場やロッジ、キャンプ場、信州大学のブナの自然観察林などがあり、なかなか見所が多い。 |
ダケカンバと白樺の森 | 燃える新緑、キャンプ場サイト | |
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登る途中には白樺林や大きなブナ林もある。 撮る時は大きな木だと思ったがなんとなく人の顔に似ている。 |
白樺の新緑 | 私に挨拶してからお入りと言っていそうな木 | |
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管理人の話では今が一番良い時期のようでした。 来客も少なく、牧場の柵を補修する人に連れられた犬の声ばかりが目立って。 5/28日の状態では左側の写真の後方は緑でなくて白い雪だったようです。(田島さん) |
牧場にあるしなの木? | 芽吹き | |
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じゅうたんの先にうっすらと紫のものが見えます。後で正体はわかります。 信州大学のブナの自然観察林に入ってみました。 |
柔らかな光と緑のじゅうたん | ブナの観察林 | |
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面白い形のブナや若いブナの木が見られる。 |
ブナの根 | 霧でもあると良いのだが | |
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古木と新しい芽吹きが観察できます。 |
つたの絡まるブナ | ブナ林から牧場へ | |
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ハイキングコースはダケカンバと白樺の森をぬけて行きますが、私はハイキングコースには行かず、ここで林から牧場に戻りました。 牧場にある大きな木が、思わずこの木何の木気になる木♪と唄いたくなります。 |
ダケカンバと白樺 | この木何の木 | |
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この木の名は多分、しなの木だと思いますが、正式には解りません。 福島の会津布引高原にある木もしなの木です。 |
ダケカンバ | 大木のある風景 | |
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いよいよ紫の花の近くへ |
その2 | 美しき花園 | |
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まさに花園の感じです。 |
牧場の花園 | このはなの名は | |
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ちょっと盛りを過ぎたようですがとにかく美しい。 独り占めするのがもったいないですね。 |
ヤマエンゴサク | 若干薄い色も | |
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帰り道、から松の林にいりて唐松の林をしみじみと見る。 北原白秋?だったかな。 さてここで一言、むき出しにしていた手や、首の周りが痒い。そうです。ブヨに御用心を |
唐松林 |
長いことお疲れ様、ここで大きく深呼吸して先にお進みください。
カヤノ平を後に次なるは志賀高原を経て群馬県に入ることにしました。志賀高原といえば若き日、そう45年位前かな。
ワンダーフォーゲルで木戸池でキャンプし、翌日横手山を越えて芳が平を経て草津に歩きで行ったことがありました。
そのとき以来ですっかり様子も変わっているだろうなと思いながら車を走らせました。
志賀高原 | ||
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山ノ内町夜間瀬から志賀草津道路に入る、入ってすぐのところにある道の駅に廻ったがあいにく定休日ということでトイレのみの休憩をする。 続いて志賀高原に向かう。しばらく進んだところにある澗満滝というところで停車し、滝の展望台に登る。著名な作家の文章を刻んだ碑があった。うーん名前が出てこないなあ。 |
澗満滝遠望 | 明るい滝 | |
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続いて車を進める。琵琶池、丸池、蓮池など道路沿いにあるのだがここはパスして三角池の先に車を寄せられるところがあるのでちょっとだけ池の様子を見に車を離れ、池の淵に立ってみる。 湖面は静かで映りこみも美しいがなかなかうまく撮影するところがないので諦める。 |
三角池、三つ葉つつじが咲く | 静かな湖面 | |
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続いて木戸池、確か以前キャンプしたのはこの近くではなかったかと思うがすっかり変わってしまい、昔の面影はない。白樺が綺麗だ。 |
木戸池 | 木戸池2 | |
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さて、昔歩いたこの付近も今はすっかり立派なドライブウエーと変わっている。幸い好天気だ。 |
白樺林の新緑 | 芽吹いたばかりのダケカンバ | |
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渋峠からの眺めは最高だ。 |
志賀高原方面 | とがった山は笠ヶ岳 | |
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眼下に広がる山や谷 |
残雪の峰 | 残雪の谷 | |
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白根山方面は雲がわく |
白根山 | 芳が平? | |
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ついに志賀草津道路の最高度地点に到達する。いよいよ降りに入る道路では残雪の中を進む。 |
国道最高地点の碑 | 白根山に近づく | |
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この後白根山駐車場あたりから道路は沸きあがる雲のなかに、視界は10M以下、慎重に中央線を頼りに草津に向けて降りた。草津に入ったところで健康センターにより一風呂浴びてさっぱりする。 約一時間休養をとった後は、ガソリン給油(リッター140円は高いなあ)をして、長野原、中之条、沼田と進む。 |
残雪の合間を縫って走る志賀草津道路 |
沼田出夕食をとり、片品村、日光湯元、戦場ヶ原へとこの日は車を進めるのだが。沼田の先、白沢というところに立派な道の駅があり、実はここで
この日の泊まりにしようかと考えたが、小田代ヶ原の貴婦人に朝会いたくて、車は動き出していた。
(後で考えるとここで泊まって、翌日吹割りの滝とか、丸沼、菅沼を見てから行く方法もあったのだが。)
さて、片品村から金精峠に向かうときには、すでに夜の帳が落ちていたが、またしても雲の中に、ここも視界が極めて悪い。その中で目の前
道路わきに鹿の姿を見つける。続いて金精峠でもまた鹿だ。この辺は鹿が多いようだ。夜のこととて撮影はかなわずそのまま通り過ぎる。
日光湯元温泉を右に戦場ヶ原へ、そして赤沼というところで、この日の泊まりとする。