山野草栽培知識    

1,用土の種類と系統別の用土割合

 種    類   用土の性質    高山系    山草系  野草系  水湿系  小低木  着生種  まき床
 硬質鹿沼土  水持ちがよい     5割     5割   ***    7割   7割   ***    4割
 赤  玉 土  肥料持ちよい   ::***     ***    4割   ***   ***    ***    4割
 軽  石 砂  硬くて崩れない    5割     5割   4割   3割   3割   ***    2割
 蝦  夷 砂  硬くて崩れない  〔 5割 〕   〔 5割 〕   ***   ***   ***    ***   ***
 日  向 砂  硬くて崩れない  〔 5割 〕   〔 5割 〕   ***   ***   ***    ***   ***
 桐  生 土  硬くて崩れない  〔 5割 〕   〔 5割 〕   ***   ***   ***    ***   ***
 腐  葉 土  有機質用土    ***     ***    2割   ***   ***    ***   ***
 水    苔  ラン系の植付    ***     ***    ***   ***   ***    10割   少し
   ****    ****** 高山の  砂塵地の 植物用 亜高山に  自生  根が弱い植物 低地の野草用 水辺地の自生種用  小低木 着生ラン   ***

        ○購入した用土は、フルイに掛け大・中・小に分けます 微塵は不要 根詰りの原因になります。
       
           ○古い土はよく水洗いをして、日干し、よく乾燥させて、新しい用土と混ぜて再利用 〔微塵は不要 〕  
       
           ○または古い土をフルイに掛け不純物を取り除いた後、ビニール袋に入れて、日干し殺菌乾燥 〔〃〕

2,鉢の種類

 分 類    特         性    適   応    性 *  形態分類        適  応  性
 駄温鉢  最も一般的で栽培に適  何にでも適・栽培によい *  浅鉢・平鉢  寄せ植えなど用土は中高に盛
 素焼鉢  通気がよく、乾きやすい  着生ランなどの栽培に適  *  中 深 鉢  山野草栽培に最適
 朱温鉢  通気性が弱い  ウチョウラン・苗の栽培に *   深  鉢  山野草栽培に最適
 山草鉢  通気性よい・鑑賞性に適  山野草には最適 *  腰 高 鉢  茎・根が下に伸びる種に適
 化粧鉢  通気性悪い・観賞用に適  観賞用・性質の強い種に *   *****      *********

       ○鉢底の穴は大きいものが良く、小さい場合は釘等で穴を大きくすることで水はけを良くする

3,植替え時期と肥料   〔肥料は梅雨時と夏の暑い時期は避けること〕

 種 別    肥料の種別    製  品  名   早春咲種  春咲き種  夏咲き種  秋咲き種
 元 肥  緩効性化成肥料  チッソ・リン酸・カリ     ○    ○      ○春    ○春
 置き肥  緩効性化成肥料  マグアンプ・    秋頃  秋と花後   秋頃  春と花後
 置き肥  緩効性有機肥料  グリーンキング    秋頃  秋と花後   秋頃  春と花後
 液 肥  水性液肥  ハイネボックス 1500倍 花後〜休眠    ○    ○    ○
 散布肥  水性液肥  ハイネボックス 1500倍     ○    ○    ○    ○
 植替え     *****       *******   9〜10月  9〜10月   3〜4月   3〜4月 
 時  期   発芽〜発蕾   開花期   花 後   梅雨〜夏    秋     冬  
 肥  料     ○    ×    ○    ×   ○   ×

4,水遣りの注意       〔 山野草の小鉢栽培でこれが一番難しい 〕

           @表土の乾き具合をよく見て     水のやりすぎは根腐れの原因
       
           A水はたっぷりやる           鉢の底から流れ出るほど・・・・・鉢の中の空気の入替え
        
           B腐りやすい物には鉢淵から     くもま草・ウチヨウラン・など根ぎわが腐りやすい
        
           C乾燥を避け腰水をやる        小鉢植えや乾燥に弱い種・・・・ウメバチソウ・カキラン等 
        
           D夏は鉢の置き場にも水やりを    気化熱で気温の低下をさせる
        
           E冬は午前中に水をやる        一週間に1回程度天気のよい日の午前中に

5,夏・冬の保護と過し方

           ○夏の日差しが問題         水遣りは朝・晩 日中の暑い時は避け、寒冷紗などて日よけ対策

           ○冬は乾燥・凍結・霜に注意    フレーム・温室がベストですが寒冷紗・スチロール箱・物置の活用